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GR体験記

芦田やGRメンバーが皆さんに知ってもらいたい人・事柄を紹介することをメインとしたブログです。毎月1日更新。

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ハワイ州の医療施設見学に行ってきました。

突然ですが・・・

ハワイ1_風景

ハワイ、暑い、南国、アロハオエ~ということで、
先日、理事に入れていただいたDPCマネジメント研究会のご縁で、
ハワイ州のハワイ大学・医療施設視察ワークショップに参加させていただきました。
(と言いながら、もはや日本にて書いておりますが(笑))

「あらま、この改定繁忙期に、
GRさんは随分お時間がおありなのね、オホホホ・・・」と
思われた方もいらっしゃるかもしれませんが、
やはり、こういう時間は、意識してでも定期的に作った方がいいなぁと思いました。

アメリカ医療そのものは、
これまでも多少知っていたつもりでしたが、
今回の視察・意見交換の中で、
より具体的にイメージをもてた気がします。
そういう、自分の根本の発想・イメージの定期メンテナンスというか、
油を差すという意味でも、有意義でした。

それから、自分自身に戒めたいのですが、
日本で、日本語で一面的に語られている「アメリカの医療では・・・」という話の中に、
随分、極論や認識誤りも混じっていて、
今後、「アメリカの医療制度」の誤解を助長しないよう、
自分も気をつけなければと思った次第です。

ハワイ2_病院
おいおい施設ごとの詳細についても、リクエストがあれば、書いていきたいと思いますが、
自分が一番感じたのは、アメリカの医療制度って、いうほど、
他の先進諸国:旧イギリス連邦(英・豪・NZ)、フランス、ドイツなどと、差異はないかもと。
(むしろ、資金である保険の部分に違いがあるでしょうが。)
そして、どこの国でも、医療費の高騰が最大の取り組み課題であるという確信を持ちました。

結論を書くと、日本の取り組み課題として、
やはり、在院日数と急性期病院の絞込みを感じますし、
それを促す力として、経済論理が入ってくるのは不可避なのかもしれませんと。
他には、かかりつけ医と専門医、ホスピタルフィーとドクターフィーの明確な分化、
ホスピスのカバー範囲など・・・語りたいことはたくさんあるんですけどね(笑)

医療費の高騰(対GDP比率)の犯人は、医者が儲け過ぎとか、
製薬会社がどうだとか、どこかに分かりやすい「悪者」がいるというより、
より構造的な制度疲弊というか、
時代の変化に、我々を含む国民の価値観が付いていききれていないところにも
あるのかなと思いました。

細かく述べ切れなくて恐縮ですが、
保険診療において「経済的理由から諦める・我慢する」という選択肢が、
これからより一般的になってくるかもしれません。

保険診療の範囲で、100%の治療を期待するというのはそもそも虫がいい話なのかもしれないし、
人によっては、社会の悪化と取る方もいるかもしれませんが、
とにかく、我々国民一人ひとりの頭の切り替えが必要になってくるのではないかと。

そうでないと、耳障りの良い扇動に振り回されて、
いつまで経っても構造変化が進まなかったり、
そこまで悪くない話であっても、マスコミ報道を含め、
国民が自分達で卑下するというか、自分達の社会保障制度に自信を持てないような、
もったいない話になるような気がしてます。

例えば、大腿骨を骨折したおばあちゃん、
日本だと退院が早めの病院でも、2週間ぐらいが標準だと思うのですが、
これが、例えば、3~5泊とかで退院となった時に、
病院もそうですが、自分が患者や患者家族になった時にどう思うかですね。

「もっと他にも改善すべきことがあるだろう!」と言われれば、それもそうなんですが、
それを理由に、国際比較(OECDレポート)を見る上で、
むしろ日本だけ異常値が続いているこの「ベッド多過ぎ・入院長過ぎ」問題から目をそらしていいのだろうか?と。

在院日数の違いを、国民性や社会の違いで説明する向きも良く分かるし、
実際、そうかもしれませんが、
海外もまた、在院日数が昔はまた長かったところを変えたというのも
また事実ではないでしょうか。

結果、世の中の急性期病院ベッドが半分になって、
他の施設などに転換していった際、
その状態を見て、日本人は「昔は良かった」「日本の医療は破綻した」と我々は嘆くのでしょうか。

同じ事象でも、見る人によって、その風景・評価が随分変わってくるなと、
良くも悪くも、アメリカ医療の中にも日本医療の将来が垣間見えて、
いろいろ思うところがありました。

賛否両論ある話でしょうが、また語りましょう。
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