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GR体験記

芦田やGRメンバーが皆さんに知ってもらいたい人・事柄を紹介することをメインとしたブログです。毎月1日更新。

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DPCマネジメント研究会学術大会(第24回)

初めて投稿します、GR5号です。

9月3日、晴天の明治大学駿河台キャンパス、アカデミーコモンでDPCマネジメント研究会の学術大会が開催されました。
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DPCを推し進める厚生労働省や中医協のDPC評価分科会、活用する各病院の医師や看護師、様々な立場からの貴重な講演の数々。定員を超える申し込みがあったようで、晴天の日曜日にも関わらず200名以上の方々が熱心に聞き入られてました。
弊社の芦田も、DPCマネジメント研究会の理事として、DPCマネジメント研究会のベンチマーク部会報告を行いました。

170903program

診療報酬請求のために提出するDPCデータですが、そのデータの活用の可能性は幅広いです。その一つが、より良い医療提供のために自院だけでなく類似する他院の情報と比較検討するベンチマーク手法です。収益の確保という観点での分析もいいですが、医療の質や政策の浸透度を評価するための手法としても、DPC分析は有用です。今回は、前回診療報酬改定時に、新設された加算項目がどれくらい病院に浸透してきているか、各病院における概況をDPCデータを活用しながら報告しました。

s-ashida1.jpg


また、DPCマネジメント研究会では、当部会で制作した簡易的に分析できるツール(略称「DPC ga PON」!)も
無償公開しています。
(ちなみに、DPC ga PONは、DPC Giant Analysis system for the Point Out Numeric trendの略とのこと!)
お手軽に使えますが、発足当時からのDPC公開データを使っていて、自院や自分で選んだ比較病院の10年推移が簡単に見やすくできているので、面白いのではないでしょうか。

DPCgaPON2_1.png
DPCgaPON2_2.png

それから、DPCマネジメント研究会では、ベンチマーク部会により、有志の希望病院を募って、ベンチマーク分析を無償で行うとのことなので、ご興味ある病院は、申し込み・お問い合わせをぜひしてみてください!

BM部会趣意

私たちGRも、DPCマネジメント研究会をはじめとして、日本医療の役に立つ学会・研究会に対して、微力ながらお手伝いを積極的に続けて参りたい所存です。
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DPCマネジメント研究会!

医療マネジメント学会に行ってきました 2016

先日、1号が参加した「いりょマネ」こと、
「日本医療マネジメント学会学術総会」に関する所感をば。
http://www.18jhm.com/

医療マネ福岡2


今年は、4/22・23に福岡で開催されたのですが、
一部では、開催自体危ぶまれており、
講演取り下げも、例年以上に目立つ感じではありましたが
学びの場としては有意義でございました。
(あと、なにげに、全国に散らばる仲間と1年に1回、
無事を確かめ合う場としても有用です!)

医療マネ学会は、病院の運営・マネジメントにまつわる全般事項を扱うことから、
その規模の大きさとともに、参加者の職種や幅広いテーマが特徴です。

で、演題で取り上げられるテーマからも、業界の概況というか、
流行というか、病院の方々が興味を持たれている「トレンド」が
分かるような気がして、自分は好きだったりします。
本当は、演題のキーワード・INDEX集計とかするだけでも、
面白いものが見えてきそうですが、
ちょっと、その辺の余裕があるわけではないので(笑)、
自分の主観だけで失礼・・・

医療安全・看護教育などは、一定して、例年通りトピックが多い模様。
この辺は、医療マネの普遍的な根幹なんでしょうね。
逆に、DPCや、医師事務作業者、
医療マネと密接な関係であるクリティカルパスについては、
もちろん、充分な枠はありますけど、
一時期と比べれば落ち着いたかなぁという印象です。

臨床に触れるような医師の発表も減ったかなぁ。
地域連携パス・原価計算・マーケ・BSCなどのフレームワーク
・QI・物品管理・広報なども下火かも。
それぞれ、未だに重要なテーマだとも思いますけどね。

個人的には、手術室・購買活動・ICTあたりが、
もうちょい強化されるといいなぁと思ったりして、
昔は、この辺ももう少し活発だったんじゃないかなぁと。
(手術室と、糖尿病の連携パスは、なぜかランチョンは毎年にぎやかですが(笑))

地域連携の枠では、退院支援・PFM(入退院支援)が目立ちましたね。
これは、在院日数短縮の圧力が強まっている表れかもしれません。
雑談ですが、日本のPFMって、患者の入退院を示すけど、
患者導線を示すアメリカの定義と全然違うんだよなぁという
知り合いのボヤキがちょっと面白かったです。
確かに、日本のPFMって独自路線というか、何でもありというか、
あまりに各病院の手作り感が先行しているなぁという印象(笑)

後は、データ分析とか、マネジメントスタッフ育成・人材教育システム、
地域包括&回復リハ、地域医療構想についての
話題が増えてきた印象で、時代を感じますね。

個人的には、今後数年後には、
病院のスケールダウンや病床転換、
患者の施設間移動とそれを可能にする客観的な患者容態分け、
地域の病院間での機能調整手法(診療所を含む各施設の機能評価手法)
介護連携、認知症・精神科の総合病院対応、
アウトリーチ(患者の生活圏に医療者が出向く)が
増えてくるのではないかと。

同様に、医師・看護師業務の多職種活用、
採用・評価制度の客観的なアプローチあたりとかも・・・
なーんて、自分が追求したいテーマを書いてるだけかもしれませんが(笑)

次回は、2017年7月7日(金)~8日(土)仙台にて。
4月はちょっとタイミングが悪いので、これは歓迎!

あと、願わくば、昔みたいに、スライドのダウンロードサービスが
復活してくれればいいのになぁとブツブツ・・・
抄録と本番の内容が違いすぎますし、
5分そこそこの発表での情報は膨大でノートは追いつかないし、
ただ情報のシャワーを浴びているだけだけで、
情報を消化したり持ち帰ることもできなくて、
なんか気持ち悪いんですよね・・・

有料でいいので、発表資料とかって、
セミナーみたいに購入とかできませんかねー。
なんとかならないかなぁ。せっかくの情報なのに、もったいない。

ま、こうして、学会が、たくさんの人達の話題のネタとして
確立していること自体、何より素晴らしいことかなとw

なんやかんや言って、来年も私は行っていそうなので、
ぜひ仙台で会いましょう!

おかげさまで、1周年!と医療マネジメント学会

1周年_2

 いきなりですが、ありがとうございます!
 ゴールデンルールス・コンサルティング(GR)が誕生してから、7月2日で1年が経ちます。ここまで来れたのは、応援してくださっている皆さんのおかげだと、心から思います。本当にありがとうございます。
 そして、今、自分達にあるのは、1年を迎えられた喜び以上に、悔しさというか、歯がゆさというか、もっとできるのに・・・という気持ちを抱えているのも事実です。
 個人の人生はともかく、GRという会社にゴールというものはありませんが、それでも目標とする通過点はあります。そのチェックポイントをせめて通過しないことには、やっぱり、喜んでいる姿を、応援してくださっている方々にも見せる気になれません。そんな余裕があるなら、もう一歩前へ・・・気持ちはそんなところでしょうか。というわけで、ブルージェイズの川崎選手ではありませんが、我々GRは「燃えに燃えております!」ので、今後とも、何卒、よろしくお願い致します。

 このブログも、「生のGRを感じていただく」、「GR自身の学びを読者の皆さんと共有する」というコンセプトは大切にしながらも、もう少し別の展開も考えています。その一つとして、学会レポートや医療業界について、GRメンバーが自分の目線で語ることもしていきたいと思います。そんなわけで今回は、先日、1号こと芦田が参加した「日本医療マネジメント学会学術総会」に関する所感です。
 日本医療マネジメント学会とは、元々は、クリティカルパス研究会が発祥でありながら、現在は、看護系・医療安全・完全対策からDPC・手術室運営・資材管理までの幅広いテーマでもって、各地域で活動がなされ、年に一度の学術総会になると、演題数は1000超、3500人規模が参加する「病院経営」系の一大「お祭り」なわけです。
http://jhm15th.umin.jp/

医療マネ

 さて所感ですが、本年のテーマが「地域との協働で拓く医療の未来」であったこともあって、「地域連携」「連携パス」「チーム医療」に関する演題が多くありました。そして、「地域連携」をつなぐツールとしても「医療ICT」の話題が絡んでくる構図かなと。極めつけは、2日目のランチョンセミナーでして、10個のセミナーのうち、5つが地域連携ネタ、そのうち3つ(4つ?)が「糖尿病連携」という・・・ちょっとなぁ、スポンサーのメーカーさんが少し可哀想に感じる状況でした(笑)。
 逆に、クリティカルパス・DPCの個別分析・手術室関連・原価計算関連は、ちょっと停滞気味。職員や病院自らに情報を蓄えるナレッジマネジメントとしてとても重要な部分ですが、しかしながら、衰退とは私は考えていなくて、「職員自らで改善」という思想が生まれたからには、今後も、毎年毎年、変化しつつも進化を遂げていくのではないかと楽しみにしています。

 さて、今回の演題の興隆から何が読み取れるか、言ってみれば、医療界は細かい「各論」より、病院機能や地域の枠組みの中での自院のポジション確保といった「総論」に目が向けられることがより明確になったように思います。(もちろん、コンサルタントとして言わせてもらえば、車の両輪というか、振り子運動というか、結局、どっちも大切なのだと考えますが。)
 地域での役割分担が進む中、医療資源の集中から「マグネットホスピタル」という言葉が、今一度、注目されるのではないでしょうか。思えば、「医師作業補助者」の導入は、一つの病院経営・運営力を計る試金石であったと思います。診療報酬上の補助があったとしても、医師からの要望があったとしても、定員や予算の制約から「新しい概念」に対し、なかなか本格的な導入がやりたくてもできなかった病院がたくさんあったと思います。でも、地域で自院が求めるポジションが明確ならば、人にしろ、物にしろ、箱にしろ、その目的を達成するための「投資」を厭わない戦略思考や胆力・実行力が各病院に求められるでしょう。(もちろん、とは言っても、求めるポジション・優先順位がずれた不相応な浪費は、「ドボン」であることに変わりはありません。)
 普段の工夫や努力を否定するものでは決してありませんが、もっと、本質的な病院機能を求める意識というのは、確実に強くなるのがここからの数年と読んでいます。

 あと、「地域連携パス」は7年前に、初めて診療報酬で認められて以来、現在が種類・深さと共に、いよいよ普及期に入った感があります。連携の話題も病院にとどまらず、介護・在宅を意識した話も増えつつ感じたのもいいですね。私も含めて、病院畑しか知らない人間には苦手分野ではあるけれど、日本のためを考えれば、来年はもっとこの辺のテーマが拡充することを願っています。
 地域連携で出遅れている医療圏は、結局、その舵を取り仕切れるだけの推進者が不足している状況のように思いますが、次の診療報酬改定をにらんでも、もうそんなことを言っている時期ではありません。立場が人を育てるというか、とにかく、箱というか体制だけでも作って走り出すことから始めていただきたいです。
 というわけで、今回一番感じた大きな潮流は、「各論から枠組みへのパラダイムシフト」!病院スタッフには、分析能力と共に、院外の経営母体の違う人達を取りまとめて、共通の目標を達成させるだけのファシリテート能力も問われてくる時代の到来を感じました。これって、ほんと、人間力の勝負ですよね。皆さん、一緒に頑張りましょう!

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